2013年8月1日木曜日

響ホール室内合奏団・第22回定期演奏会「室内オーケストラへの飛躍!」のインタビュー

日本の環境都市・福岡県北九州市の音楽専用ホール、響ホールから生まれた「響ホール室内合奏団」。
結成から15年、弦楽合奏に力を注ぎ、国内外のコンサートホールでの演奏のみならず、
北九州市内の学校・商業施設などでの幅広く充実した演奏活動で、北九州市民に「弦楽の楽しみ」を提供してくださっています。



響ホール室内合奏団の第22回定期演奏会(2013年7月28日(日)北九州市立響ホールについてのインタビュー。

当団の楽員長でチェリストの関原弘二さんに、今回の演奏会のテーマについて伺いました。


(写真左から、チェロ関原さん、筆者寒河江、フルート瀬尾さん)


今回は、より幅色い表現を求め、その弦楽合奏に管楽器を取り入れて「室内オーケストラへの飛躍!」を一つのテーマとして掲げています。

楽器の特性として、全く異なる弦楽器と管楽器。
そこで今回は管楽器のスペシャリストとして、今最も多忙なフルート奏者である瀬尾和紀氏をフルート演奏および指揮者として迎えました。
また「モーツァルト」をもう一つのテーマとして、演奏曲目が選ばれました。




演奏会の始めの曲として「シュニトケ:ハイドン風モーツァルト」が披露されます。
この曲は20世紀の作曲家であるシュニトケによる、モーツァルトの旋律を組み合わせた音楽に、ハイドンの「告別交響曲」の仕掛けを施したもの。
現代曲に乗せて真っ暗なステージから浮かび上がる奏者の演出で、観客は奇怪な雰囲気に包みこまれることでしょう。

続く「モーツァルト:フルート協奏曲第2番ニ短調KV.314」で瀬尾氏のフルートをご堪能いただける思います。

演奏会後半は、1984年制作の映画「アマデウス」の冒頭で使用された「モーツァルト:交響曲第25番ト短調KV.183」、
また同映画で対立しながらもモーツァルトとの友情が描かれる、「サリエリ:フルート、オーボエのための協奏曲ハ長調(2本のフルート版)」が演奏されます。


・響ホール室内合奏団これからの公演について
8月27日(火)チャペルコンサート(ホテルアルモニーサンク)
11月24日(日)第23回定期演奏会(北九州市立響ホール)ゲスト:澤和樹氏、ゲッツ・ハルトマン氏(アンサンブルムジーク浜松との交流演奏会)
そのほかに北九州市内の公民館や商業施設(イオンなど)での演奏もあります! 
響ホール室内合奏団・公式サイト


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・フルート奏者・瀬尾和紀氏について

福岡県北九州市出身、超絶技巧と多彩な音楽性で注目を集め、主に日本とパリで活躍中のフルーティスト。10歳のころより父親の手ほどきでフルートを始める。
1991年より渡仏後、多数の受賞歴・CD録音がある。また、フルート奏者以外の活動も、指揮者を始め多彩である。
北九州市民として注目したいのは、2009年からの秋吉台ミュージック・アカデミー(山口県)での音楽監督の活動。
本年2013年も8月2日(金)~12日(月)に秋吉台国際芸術村で開催予定。
秋吉台ミュージックアカデミー2013
瀬尾和紀・公式サイト

・「サリエリ:フルート、オーボエのための協奏曲ハ長調(2本のフルート版)」で共演のフルート奏者、榎本裕子氏のこれからの公演
8月30日(金)フルートデュオコンサート(北九州市立男女参画センター・ムーブ)

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