バロック音楽に欠かせない楽器である、チェンバロ。このチェンバロを所有する北九州市立響ホールにて、「北九州バロック・アンサンブル・セミナー」が行われることになりました。
響ホールの所有するチェンバロは、故・堀栄蔵氏が1992年に製作しました。18世紀のチェンバロ製作の大家であったパスカル・タスカン氏製作のものをモデルとしています。
今回、セミナーは4日間に渡り受講生向けのレクチャーと、一般市民向けの体験講座(バロックダンス講座、チェンバロ体験講座)がありました。
体験講座は18世紀のヨーロッパにタイムスリップした気分で、本当に楽しい講座でした。
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さて、
9月26日にバロック講師によるコンサート<バロック競奏の華>を聴いてきました。
(写真は9月27日の受講生・講師全員によるコンサートのリハーサル風景です。)
バッハのチェンバロ協奏曲第5番、ヴァイオリン協奏曲第2番、などとても有名な曲目に加え、
ルクレールのヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.7No.3も披露されました。
明るく優美な曲で、聴衆としてはこの日のコンサートでの収穫の一つでした。
ルクレールの「歌劇《スキュラとグラウコス》序曲イ長調」が聴けるCDはコチラ。
今回のセミナー会場である北九州市立響ホールでの録音です。
『女神(ミューズ)たちの饗宴』
中野振一郎(チェンバロ・指揮)、響ホール室内合奏団
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まず、古楽器アンサンブルを聴いて、モダン楽器との違いにやっぱりびっくりしてしまいました。
響かないのです!音を捕まえたくなる感じです。
昔の人はこんな感じの音楽を聴いていたのだなあ、と遠い時代の遠い国に思いを馳せた不思議なコンサートの時間でした♫
音についてはちょっと言葉では難しいので、皆さんぜひ機会を見つけて、バロック音楽の、古楽器の響きを聴いてみてください。
お問い合わせ:北九州バロックアンサンブル協会事務局
今回の「北九州バロック・アンサンブル・セミナー」の模様がこちらでご覧になられます。
北九州バロックアンサンブル協会・公式ページ
※15回開催された、福岡古楽音楽祭は今回(9月13日~16日)で最終回となりました。

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